08/08/2026
本日は8月8日。日付に「8」が重なる特別な日ですね。
漢字の「八」は、下の方が広がる形から「末広がり」と呼ばれ、未来への繁栄や発展を意味する大変縁起の良い数字です。日本では古くから「八百万(やおよろず)の神」や「八重桜」のように、数が多いことや神聖なものを表す際にも使われてきました。また中国でも、「財を成す」を意味する「発」と響きが似ていることから、大吉の数字として最も人気があるのだそうです。
本日はそんな縁起の良い日にちなんで、現在展示中の作品から、岸竹堂(きしちくどう)の「月夜桜狸図」をご紹介いたします♪
実は狸も、「他を抜く(た・ぬき)」という語呂合わせから、商売繁盛や出世、勝負運を上げる幸運のシンボルです。
作品に描かれているのは、おそらく人の気配が消えた深夜の時間帯。月と桜を特等席からうっとりと見上げる、愛らしい狸の姿が印象的です。作者の岸竹堂は、動物描写に優れた才能を発揮したことで知られています。
間近でご覧いただくと、柔らかな毛並みはもちろん、夜空に薄雲が流れる風情豊かな空気感までまざまざと伝わってきます。
ぜひ展示室で、本物の美しさをご堪能ください。
なお、明日8月9日(日)14時からは、展示室にて勉強会「光・陰・うつろい 日本人が描く、刻(とき)のひみつ」を開催いたします。(約30分)
入館料のみでどなた様でもご参加いただけますので、もし宜しければ展示と併せてお楽しみください。