17/08/2026
【Upcoming Exhibition】
CAVE-AYUMI GALLERYでは、2026年8月23日(日)より、中村太一の個展「The River of Dreams」を開催いたします。本展は中村による当画廊での4回目、2年ぶりの個展となり、新作を発表いたします。
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◼ 中村太一
「The River of Dreams」
会期: 2026年8⽉23⽇(日)〜 9⽉22⽇(火)
開廊時間: 12:00〜19:00
休廊⽇: ⽔・⽊曜⽇
※オープニングレセプションは開催いたしません。
本展で、中村が起点とするのは、夢の中に繰り返し現れる一つの川の記憶です。その川の情景を父に話したところ、父はそれを「夢の川」と呼び、自身もまた繰り返し夢の中に川を見ることを語りました。その不思議な符合は、誰の中にもあるまだ言葉にならない世界の存在を感じさせます。
中村の作品に見られる大きな特徴は、ひとつの風景や記憶を起点に次々と新たなイメージが立ち現れていく豊かさです。夢の中の川、日々出会う自然、動物や植物の姿は、固定された象徴ではなく、色彩や絵の具の変化を通して、絶えず新たなイメージへと展開していきます。
そのイメージの広がりは、現実を離れた空想によるものではありません。日常の観察や体験、記憶の蓄積が重なり合うことで、無数の風景が生まれています。
近年、中村は制作拠点を山間へ移しました。前回の個展「ROADS NOT ON THE MAP」(2024)は移住直後に開催された展覧会であり、都市部との関係性をひとつのテーマとしていました。一方、本展で発表される作品には山の中を自由に歩き回る人々、突然遭遇する動物たち、釣り糸を垂らす人々や、自然の中にテントを張る人々が描かれています。そこでは、人間の営みを中心に据えるのではなく、自然の中で人や動物が共に存在しています。絵画そのものが自然の「眼」となって、世界を見つめているようです。
中村は初期より、働く人々や動物、植物、自然を描き続けてきました。その根底には一貫して、人間と自然、生きものたちが共に存在する世界への眼差しがあります。
水彩画を創作の出発点としてきた中村は、近年ではキャンバス作品においても、油彩からアクリルと油彩を併用する表現へと移行しています。絵具に含まれる水が生み出す滲みや透明感、蛍光色の輝き、絵具の重なりといった絵画そのものの現象が、画面の中に終わりなく広がる夢の風景を生み出し、見る者をその奥へと引き込みます。
Image 1: Char fishing, watercolour on paper, 39.4×54.4cm, 2026
Taichi Nakamura 中村太一
Taichi Nakamura Watercolor Planet 🌏
CAVE-AYUMI GALLERY
#中村太一 #展覧会