30/08/2026
来年1月に宮城県鳴子温泉郷で第一回を開催予定の「TOJI湯治国際映画祭」。鳴子温泉郷という古くからの湯治場を舞台に、「リカバリー」と「オルナタティブツーリズム」をテーマに世界から集まった上映作品や今回のために制作したオリジナル作品、そして地元のお宝映像などからなる国際映画祭です。
フェスティバルアドバイザーに就任していただいているロバート・キャンベルさんから、昨夜出演のNHK「ラジオ深夜便」で映画祭についてご紹介いただきました。
現在、東北大学特任教授やせんだいメディアテーク館長を務めるキャンベルさんですが、鳴子温泉郷の関わりは、東日本大震災以前にさかのぼります。
湯治文化に興味を持ったキャンベルさんは、本映画祭実行委員長である大沼伸治さんが湯守を務める旅館大沼を訪れ、親交を結び、旅館山荘を借り切ってのゼミの計画もしていました。
そんなときに起こった東日本大震災。鳴子温泉郷は沿岸部被災者の大規模な「2次避難所(広域避難所)」になりました。
大沼さんの安否を知りたいと電話したことがきっかけで、鳴子温泉郷が2次避難所になっていることを知ったキャンベルさんは、被災した方々に何かできることはないかと大沼さんに申し出、それが被災者の方々との読書会「鳴子ホッとスプリング読書倶楽部」へと結実しました。歴史的な古民家を改修した食事処を会場に、約半年にわたり定期的に開催された読書会は、震災で傷ついた人々の心を本と温泉で癒やしました。また、キャンベルさんから書籍の寄贈を受け、「湯よみ文庫」も立ち上がりました。
こうしたおふたりの取り組みは、まさに「リカバリー(回復)」であり、「オルタナティブツーリズム(もうひとつの観光)」の萌芽でもあったと思います。
そしてその土壌に、今回「TOJI湯治国際映画祭」が始まるわけです。
TOJI国際映画祭
https://tojiinternationalfilmfestival.weebly.com/