札幌市豊平川さけ科学館

札幌市豊平川さけ科学館 1984年開館。サケの仲間を約20種類、他にも札幌市内で見られる魚やカエルなど、水辺の生物を展示しています。

29/07/2026

先日、さけ科学館スタッフがプライベートで野外調査をしていたところ、同行者が橋の上からロイコクロリディウムに寄生されたオカモノアラガイを発見!オカモノアラガイは湿り気のある川沿いや草むらなどに生息する陸生貝類で札幌周辺などでは、フキの葉やミズバショウの葉の上などでよく見かけます。そして、ロイコクロリディウムは、このオカモノアラガイに寄生する吸虫の仲間で、オカモノアラガイがロイコクロリディウムの卵の入った鳥の糞を食べることで寄生が始まります。オカモノアラガイの体の中で幼虫となったロイコクロリディウムは細胞分裂を繰り返して育っていき、いつの間にか100匹以上の米粒のような幼虫になります。面白いのが、この幼虫はブルードサックと呼ばれる袋に入っており、この袋はいくつかに分かれて存在します。そしてこのブルードサックがオカモノアラガイの眼柄に現れ、ズルズルと特有の動きを繰り返します。こうして、目立つ動きをするオカモノアラガイ(ロイコクロリディウム)を鳥がみつけて捕食し、鳥の体の中で幼虫が成虫になる、というサイクルを繰り返します。

今回見つかったオカモノアラガイも橋の上からでも目立っていました。やはり鳥に見つけられやすいようにという戦略なんでしょうかね?

ちなみにロイコクロリディウムは日本では、沖縄で1種、本州で1種、北海道で2種の計4種が確認されております。北海道では緑色やこげ茶の縞々のロイコクロリディウム・パラドクサムとオレンジ色の縞々のロイコクロリディウム・パーツルバタムがいます。今回見つけたのは後者のロイコクロリディウム・パーツルバタムです。

このロイコクロリディウムに寄生されたオカモノアラガイは現在、さけ科学館で展示しております。ご興味ある方はぜひ見に来てください!

参考文献
佐々木瑞希(2023)「寄生虫を守りたい」dZERo

札幌市内の小・中学校は本日終業式。明日からは待ちに待った夏休みです!さけ科学館では明日から「さけ科学館生き物総選挙2026」を行います。さけ科学館では初の試み、ボランティアさんのアイデアでこの企画が始まりました。みなさまの推しの生き物はいま...
24/07/2026

札幌市内の小・中学校は本日終業式。明日からは待ちに待った夏休みです!さけ科学館では明日から「さけ科学館生き物総選挙2026」を行います。さけ科学館では初の試み、ボランティアさんのアイデア
でこの企画が始まりました。みなさまの推しの生き物はいますか?

投票期間は7月25日(土)~8月30日(日)まで。掲示場所はさけ科学館本館展示ホールになります。

みなさまぜひ投票しに、さけ科学館に遊びに来てください!スタッフ一同お待ちしております。

#さけ科学館
#生き物総選挙

だいぶ蒸し暑い日々が続いていますが、みなさまお元気にお過ごしでいらっしゃいますか?さて、今年もゲンゴロウ幼虫とクワガタたちの展示が始まりました!現在、ミヤマクワガタ、スジクワガタ、ノコギリクワガタと、ゴホンダイコクコガネ、ゲンゴロウ幼虫が展...
15/07/2026

だいぶ蒸し暑い日々が続いていますが、みなさまお元気にお過ごしでいらっしゃいますか?

さて、今年もゲンゴロウ幼虫とクワガタたちの展示が始まりました!現在、ミヤマクワガタ、スジクワガタ、ノコギリクワガタと、ゴホンダイコクコガネ、ゲンゴロウ幼虫が展示されています。

また本日はさけ科学館周辺でツクツクボウシの初鳴きが聞こえました。初鳴きだけど、迫力の大合唱!そして毎年恒例のオオハキリバチも今日の午後から集団で姿を現し、せっせと巣材をさけ科学館の木の隙間に運んでいます。数日前からはエゾゼミの鳴き声も。

夏本番!みなさまぜひさけ科学館にお越し下さい。

27/06/2026

秋が主役のイメージが強いサクラマスですが、実はひっそりと豊平川にもかえってきています。
さけ科学館ボランティアさんから、6月17日にミュンヘン大橋上流の豊平川で2匹、中島公園の横の豊平川で2匹のサクラマスを観察したとの報告をいただきました。さけ科学館近くの落差下でもこの時期、深い所に沈んでいるコンクリートブロックの隙間で休んでいるサクラマスを、毎年撮影しているのですが、今年はまだここでは撮影できず。代わりにウグイの仲間の大群が元気に泳いでいました。繁殖期を終えたウグイたち、お腹がぽっこりしているウグイもいます。ここより少し上流、公園橋の直下では昨年生まれのウグイの仲間の稚魚や、ヤマメの稚魚たちが泳いでいました。上から見ていると何かいるようには見えない川でも、川面の下はとてもにぎやかです。

#ウグイ
#サクラマス
#真駒内川
#豊平川

本日は「知る・見る・カニさん・ザリガニさん」を開催しました。札幌市内に生息するウチダザリガニ、アメリカザリガニ、ニホンザリガニ、モクズガニを展示し、解説をした後は、参加者が実際にアメリカザリガニを手に持ち、雌雄の見分け方、計測の仕方などを学...
06/06/2026

本日は「知る・見る・カニさん・ザリガニさん」を開催しました。札幌市内に生息するウチダザリガニ、アメリカザリガニ、ニホンザリガニ、モクズガニを展示し、解説をした後は、参加者が実際にアメリカザリガニを手に持ち、雌雄の見分け方、計測の仕方などを学びました。雨と風で悪天候の真駒内、人が全然集まらないのでは・・・と心配しましたが、生き物好きの子ども達が集まり、また、真駒内のコンサートにいらっしゃったお客さまもコンサート前のひとときをザリガニについて学んで過ごしていかれました。お立ち寄りいただいた皆さま、ありがとうございました!また、今回もボランティアでお手伝いいただいた皆さま、ご協力ありがとうございました。次のイベントは6月20日(土)に「知る・見る・カエルさん」を開催予定です。

03/06/2026

ここ数日、気温が30度近くまで上がり、真夏のような陽気の札幌です。

6月1日、清田区を流れる厚別川の中をのぞいてみました。エゾハルゼミの合唱が響き渡る森の、川の中ではそこかしこにサクラマスの稚魚たちが泳ぎ回っていました。肉眼で水面を見ても何もいるように見えないのに、カメラで確認するとすごい数の稚魚たち。これを撮影している間、川に沿ってヤマセミが鳴きながら行き来していました。サクラマスたちは彼らのごちそうにもなっているのでしょう。多様な生き物たちの生息する豊かな環境で過ごしていると時を忘れますね。暑さも。

東北、北海道以外の地域では台風6号の影響が出ていることと思います。みなさまお気をつけてお過ごしください。

前回の投稿からだいぶ時間が経ち、気づけばさけ科学館のまわりでもエゾハルゼミの鳴き声が聞こえる季節になりました。遅ればせながら今月はじめに行ったサケ稚魚体験放流のご報告です。1日目はあいにくの雨となってしまいましたが、二日間あわせて約1400...
24/05/2026

前回の投稿からだいぶ時間が経ち、気づけばさけ科学館のまわりでもエゾハルゼミの鳴き声が聞こえる季節になりました。

遅ればせながら今月はじめに行ったサケ稚魚体験放流のご報告です。1日目はあいにくの雨となってしまいましたが、二日間あわせて約1400名の方が訪れ、サケ稚魚体験放流、さけ科学館を楽しんでいってくださいました。今回の体験放流では約30名の学生ボランティアさんが参加してくださり、新たに「サケハット作り」や「オリジナル缶バッジ作り」などのコーナーを設けたところ、小さな子ども達に大人気!サケハットをかぶったかわいい姿があちこちで見られ、とても楽しいサケ稚魚体験放流となりました。参加した学生さんのお話やアンケートなどによると、赤ちゃんから80代のご高齢の方、外国の方々など、さまざまな方が来場され、ボランティアさんからは「普段の生活では話す機会のないたくさんの方と交流できて楽しかった!」という感想をいただき、お客様アンケートからは「ボランティアさんの元気で丁寧な対応がすばらしかった!」という声を多数いただきました。多くの方にイベントを楽しんでいただけてよかったのはもちろん、ふだんつながる機会の少ない年代や人々との交流の場となったことも、とても嬉しいことでした。

ご来場いただいたみなさま、ご協力いただいたボランティアのみなさま、本当にありがとうございました!この場を借りて心より御礼申し上げます。

このサケ稚魚体験放流の時に、ご来場いただいたみなさまがかいてくれたメッセージやイラストで作ったサケのぼりを本館に6月30日まで展示しています。多くの人の思いや願いを乗せたサケのぼり、ぜひみなさま見にいらしてくださいね!

今日の札幌は日中気温が上がり、さけ科学館のある真駒内公園では小鳥たちがにぎやかにさえずっていました。午後になると日差しも強くなってきて、石壁もあたたまり、これはもしや、爬虫類も顔を出してくれるのでは・・・とトカゲやカナヘビが暮らすポイントを...
09/04/2026

今日の札幌は日中気温が上がり、さけ科学館のある真駒内公園では小鳥たちがにぎやかにさえずっていました。午後になると日差しも強くなってきて、石壁もあたたまり、これはもしや、爬虫類も顔を出してくれるのでは・・・とトカゲやカナヘビが暮らすポイントをのぞいてみると、いましたいました!今季初の爬虫類、ニホンカナヘビです。全身赤茶色、昨年秋生まれの幼体です。石壁が温まっているとはいえ、恐らく冬眠明け直後、動きもほとんどなくとても眠そうです。陽気に誘われて顔を出したものの、まだ眠い~といったところでしょうか。爬虫類が本格的に動き出すのはもう少し先ですね。

さけ科学館ボランティアさんからもステキな動画が届きました。すごい数のエゾサンショウウオ!撮影されたのは日中、映っているのはほぼオスと思われます。こうやって水中で待機して夜にメスが産卵に来るのを待っています。繁殖期以外では出会うことがほぼない小型サンショウウオの成体、林道脇の水たまりや森の中の池など、みなさんもぜひ探してみてください。

08/04/2026

雪も完全に溶けて春もすぐそこ。ゴールデンウィークのサケ稚魚体験放流まで一カ月を切りました。本日、水路を覗くと体長5,6センチくらいのヤマメに混ざって今年生まれの稚魚たちの姿もちらほら。水路の下流側では4,5匹の稚魚が群れて採餌をしていました。よく見てみると、ヤマメ稚魚とはちょっと色や形が違う?あ、これはサケ稚魚!野生魚です!昨年の真駒内川の産卵床調査では19箇所しか産卵床が確認出来なかったので、そのうちの貴重な数匹です。無事に育って元気に餌を食べている姿に感動しました。もう少ししたら大海原に向かってグングン泳いでいくことでしょう。数年後、また会えますように!

昨日、サケ稚魚の動画をアップしましたが、今日はエゾサンショウウオの動画をご紹介。札幌市内でもエゾサンショウウオの産卵が始まりました!この動画と写真は南区の2か所で3月22日に撮影したものです。動画後半に底辺をゆっくり歩くエゾサンショウウオの...
27/03/2026

昨日、サケ稚魚の動画をアップしましたが、今日はエゾサンショウウオの動画をご紹介。札幌市内でもエゾサンショウウオの産卵が始まりました!この動画と写真は南区の2か所で3月22日に撮影したものです。動画後半に底辺をゆっくり歩くエゾサンショウウオの姿が見えます。夜になってメスが産卵に来るのを待っているオスです。エゾサンショウウオの卵は産卵直後は最後の写真のように、しわしわで白っぽく密度が濃い感じですが、時間が経つにつれて水を吸って膨らんで2枚目、1枚目の写真のようなプリッとした形になります。さけ科学館ボランティアさんの報告では、場所によってエゾアカガエルの産卵も確認したとのこと。楽しい季節が始まりました。

住所

南区真駒内公園2/1
Sapporo-shi, Hokkaido
005-0017

営業時間

火曜日 09:15 - 16:45
水曜日 09:15 - 16:45
木曜日 09:15 - 16:45
金曜日 09:15 - 16:45
土曜日 09:15 - 16:45
日曜日 09:15 - 16:45

電話番号

+81115827555

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