16/04/2026
倉持 至宏
Shikoh KURAMOCHI
倉持至宏個展 罰は死を跨ぐか。
SHIKOH KURAMOCHI solo exhibition
2026/4/13(火)-4/26(土)
休廊:日・月
12:00-18:00
Closed: Sunday, Monday
「罰は死を跨ぐか。」
Gallery AMI-KANOKOでは、
倉持至宏
の展示を下記の期間行っております。
皆様のご高覧をお待ちしております。
2026/4/14(火)-4/25(土)
12:00-18:00
日・月曜日休廊
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1988生まれ/新潟県在住
幼少期ドイツで生活する
2011 長岡造形大学
2015 東京造形大学修士卒
/Statement/
私は「罪と罰」を長いこと描き続けており、時期によってフォーカスするものが多少変わりますが、
これまでずっと同じテーマで制作しています。「侵略者のいない世界の為に。」を根幹のキーワードに構え、
不当な支配や暴力のない世界を描いています。
社会の中には色んな侵略者が色んなものを脅かしています。以前まで、私は「あらゆる事において、
侵略者が全面的に悪である。」と思っていました。それも間違いではありませんが、
最近は「侵略者を生み出す社会の仕組み/加害者への理解」にも注視しています。
なので最近は「許し」も描いています。 侵略者も過去にどこかで侵略された人間なのかも知れません。
侵略は連鎖します。この社会が侵略者を産み出すのか、侵略者がこんな社会にしてしまったのか、
元を辿るとどちらなのか私には判断が難しいですが、
「全ての人が、全ての不可侵領域を守る社会。」を提唱します。
ここでは書ききれませんが、広い視野で見つめると、同じ空気を伝った世界の果てでは、
何十年も争い続けている地域があります。私は、終わらない罪や罰は必要なのかという疑問を持っています。
そういう思いの投げかけとして「罰は死を跨ぐか。」という展示名にしました。
木製パネルに障子紙を貼り、それに鉛筆で描いています。
障子紙を貼る際、糊を波打っているヘラで伸ばして貼るので、乾いた後にヘラの跡が、
鉛筆を擦った際にフロッタージュの要領で浮き上がってきます。爪痕のような線がそれです。
実際に凹凸があり、鉛筆の様な硬くて細い加筆材は引っかかるので細密な描写には本来適していません。
平坦な画面であれば、もっと細密な描写ができるでしょう。
ですが、写実性をある程度犠牲にしてでも、この下地と鉛筆でしか出せない、「不穏な気配」があります。
障子紙×鉛筆×スプレーという組み合わせは、他で見ることは無く、強いアイデンティティの一つです。
もともとスプレーは、地下道や公園の落書きから着想を得ているので
侵略性・加害性というワードと私の中でコンセプト的にリンクしています。
また手軽かつ被覆性が極めて高く、上から何でも覆い潰せます。
そういった「破壊の性質」もリンクするひとつです。鉛筆と比較するとスプレーの主張は非常に強く、
かつ一度拭いたら消せないので、主である鉛筆画とのバランスはとても難しいです。
#長岡造形大学卒