08/07/2026
田中涼 Ryou Tanaka
Silent Resonance(静かに共振する)
下記の期間展示を行っております。
2026/6/30(火)- 7/11 (土)
皆様のご高覧をお待ちしております。
12:00-18:00
日・月曜日休廊
生まれ育った自宅の窓を開けると、隣地の高いお風呂屋さんの煙突がそびえ立っていた。子供の時代の印象的な景色だった。タワーマンションが建つ現代は、見慣れたものとなってきた。かつては「煙突」と言えば確かに高いものだった。作家は、その煙突を崇高で畏怖するものという感覚で見て居たようだ。物ものごころつくようになると、自分の身体も大きくなり、物の仕組みや状況が頭で分かるようになり、怖いものが少なくなるが、子供のころは消防車の音やでっかい重機が身体に響いてきた。
製作の初動は、「崇高で畏怖を感じるものをつくる」という。それは哲学的なものでなく、身体や見た目に「すごいな」と感じるものだということだ。
作品を見ていると、約20年のブランクがある作家には見えない豊かな形が出来上がっている。理屈と頭と身体の使い方のバランスが塩梅よく造形に乗りかかってきているように思う。
#陶器 #陶器オブジェ