09/08/2026
〈企画展「夏休みに探検しよう!#発掘されたむかしの中野」開催中〉
遺跡や出土品からは、当時の暮らしについて多くのことを知ることができます。
本展では、台所の移り変わりに着目し、紹介しています。
片山遺跡や遠藤山遺跡からは、縄文時代に屋外で火を焚いていた跡が何か所も見つかりました(写真1)。
「移動しながら狩りをして暮らす」から「家を建てて暮らす」へと生活スタイルは変化していっても、はじめのころは屋外で火を焚いて調理をしていたことがわかります。
やがて、家の中で火を焚いて煮炊きをするようになっていきます。
広町遺跡の縄文時代の家の跡からは、土器を土に埋めて屋内に作った炉(ろ/煮炊きをするところ)が発見されました(写真2)。
さらに古墳時代になると家の中にカマドが作られるようになります。カマドとは、熱を逃がさないように、火を焚く場所のまわりを粘土で囲った台所の一部で、家の外に煙を出す仕組みになっていました。水を入れた甕(かめ)、袋に入れた米と甑(こしき/セイロの役割をするもの)をセットし、カマドに火をつけて米を蒸して食べていました。
写真3は、成願寺北遺跡から出土した古墳時代の土器。奥が甕(左3つ)と甑(右側)です。
調理法の変化とともに変わっていく、土器の形にもぜひ注目してみてください。