02/06/2026
「再編する ― NAMコレクションの現在」展覧会紹介③
Section3|歴史を再読する
コレクションに触れることは、一つひとつの作品が内包する時間を読み解くことでもあります。その背後には、作家が生きた時代や社会、それにまつわる出来事や記憶が積層しています。そうした時間を受け継ぎ、未来へと手渡していくこともまた、美術館の重要な役割です。
企画展「再編する―NAMコレクションの現在」のSection3では、「歴史」をテーマにコレクションを再読します。
池田満寿夫、松澤宥、上野誠をはじめとする作家たちの作品には、戦争や戦後という時代の経験が、それぞれ異なるかたちで刻まれています。
また近年収蔵された信濃デッサン館コレクションは、地域の文化活動や個人の記憶を受け継ぐという、収集活動の新たなあり方を示しています。
さらにゲストアーティスト佐藤朋子は、松代大本営跡や鬼女紅葉伝説に着目し、複数の時間をひとつの空間に呼び込みます。
過去は決して一つの物語ではなく、異なる時代や立場、記憶が交差するとき、そこから見えてくる風景もまた変化します。本セクションでは、コレクションに刻まれたさまざまな時間を手がかりに、この土地に積み重ねられた時間と歴史をあらためて見つめ直します。
■掲載画像
企画展「再編する ― NAMコレクションの現在」展示風景
撮影:篠田 優
■画像10枚目への掲載作品
上左:村山槐多《猫を抱ける裸婦》1916年(信濃デッサン館コレクション)
上中:古畑大気《add hermit mine (root of hot water)》2025年、作家蔵
上右:中谷芙二子《Dynamic Earth Series Ⅰ》霧の彫刻 #47610、2021年 ©Fujiko Nakaya
下左:オノサト・トシノブ《58-A》1958年
下中:松澤宥《プサイの意味―ハイゼンベルクの宇宙方程式に寄せて》1960年 The Estate of Yutaka Matsuzawa
下右:平田尚也《Repetition game》2017年、作家蔵
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【展覧会概要】
企画展〔長野県150周年記念/リニューアル・オープン5周年記念〕「再編する ― NAMコレクションの現在」
会期:2026年4月29日(水・祝)~ 6月7日(日)
会場:長野県立美術館 展示室1・2・3
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展覧会詳細は公式HPからご覧ください。公式HPへはプロフィールのリンクからどうぞ。
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