27/04/2026
夢と志を持ち、自らをリードしながら見えない未来に挑戦されている、片岡達矢さん率いる日本再生のための教育機関ISL(Institute for Strategic Leadership https://isl.gr.jp/)
この春も日本、そして世界をより良いものとするため、営利・非営利、官・民の枠を超え、変革と創造に挑む全人格的リーダーの育成・輩出を目的とした全人教育プログラムの一環として、次期トップリーダー候補約100名の皆さまに、ダイアログ・イン・ザ・ダークの暗闇での企業向け研修 https://biz.dialogue.or.jp/training-lp/ を受講いただきました❣️
ダイアログ・イン・ザ・ダークは、単なる感動体験ではなく、AI時代のトップリーダーにとって「意思決定の前提」を揺さぶる装置です。最大の特徴は、視覚という主要な情報源が断たれることで、私たちがいかに“見えているつもり”で判断しているかが露呈する点にあります。データや可視化が高度化するほど、人は理解したと錯覚しやすくなりますが、暗闇の中ではその前提が崩れ、不確実性の中で一歩を踏み出す感覚を身体で学ぶことになります。
そこでは、従来のコントロール型リーダーシップは通用しません。見えない状況においては、他者を信頼し、委ねることが前進の条件となります。同時に、視覚障害者のアテンドが空間の主導権を握ることで、「弱さ」と見なされてきた特性が新たな価値へと転換する構造を体験することになります。これは、多様性を単なる配慮ではなく、競争優位として捉え直す契機となります。
そして言葉や声、間合いといった非視覚的な要素が、コミュニケーションの質を大きく左右することにも気づかされます。信頼は前提として存在するものではなく、それぞれの関わりの中で醸成されるものであり、そのプロセスを身体的に理解することは、組織における心理的安全性の再設計にもつながります。さらに、感覚の再配分によって創造性が刺激され、既存の思考パターンから解放される経験は、イノベーションの源泉となります。
また、暗闇では効率やスピードは一時的に低下いたしますが、その分、判断の質や意味の深さが浮かび上がります。これは、AI時代における「速さ偏重」の価値観に対する重要な補正となります。
加えて何より、この体験は「人間とは何か」という根源的な問いを突きつけます。知性の一部がAIに代替されていく時代において、人間の価値はどこに宿るのか。その問いに向き合うことは避けて通れません。
その意味ではダイアログ・イン・ザ・ダークは単なる研修ではなく、リーダーの認識の枠組みそのもの、いわばOSを書き換える体験です。不確実な時代において意思決定の質を高めるため、トップリーダーこそが通過すべき「時空間としての暗闇」であると捉えて頂き、毎年この時期に全人教育の仕上げとしてご体験いただいております。
私たちダイアログにとっても、これからの日本を担うリーダーの皆さまと直接お会いできる機会は大きな喜びであり、光栄です。
ISL創始者の野田智義さん、ISLの卒業生の皆さまいつも変わらぬご支援を賜り、ダイアログスタッフ一同、心より御礼申し上げます。