08/05/2026
【春期特別展「太古の海の王者たち」紹介その③】
今回は「ワカヤマソウリュウ」のご紹介です。
ワカヤマソウリュウは、2006年に外和泉層群鳥屋城層(和歌山県有田川町)から発見された新種のモササウルス類です。生きていた時代は中生代白亜紀後期で、全長はおよそ6メートル。頭が小さい一方で、ヒレが大きいことが特徴です。
これまで、モササウルス類は尾ビレを左右に強く振って泳いでいたと考えられていました。しかし、ワカヤマソウリュウは前後に大きなヒレをもつことから、ウミガメやペンギンのような泳ぎ方をしていたのではないか?と考えられています。
また、背骨の上の突起の一部が前の方に曲がっている点にも注目です。ここに背ビレが存在した可能性が指摘されているのですが、背ビレをもつモササウルス類は、これまで一度も発見されていません。
モササウルス類の姿や泳ぎ方に新たな知見をもたらしてくれるワカヤマソウリュウ。
全身骨格は【九州初展示】です!
この機会に、ぜひお越しください!
(おまけ)
ワカヤマソウリュウという名前は通称で、学名は「メガプテリギウス・ワカヤマエンシス」といいます。翼のような大きなヒレにちなんで、ギリシャ語で“大きい翼”を意味する“メガプテリギウス”、そしてラテン語の「-ensis(〜産の)」から、“和歌山産の”という意味で“ワカヤマエンシス”と名付けられました。
常設展に展示中の、御船層群から発見された新種の翼竜「ニッポノプテルス・ミフネンシス」は、“御船産の日本の翼”。「メガプテリギウス・ワカヤマエンシス」は、“和歌山産の大きい翼”。
2つの“翼”が揃うこの貴重な機会をお見逃しなく♪