11/04/2026
/// 展覧会 ”CAT ISLAND BLUESー楽園のその後”を開催します ///
NPO ANEWAL Galleryが運営するAIRプログラム”NISHIJIN AIR”の三人目となる招聘アーティスト Katherine Longly(カトリーヌ・ロングリー、ベルギー)による展覧会 ”CAT ISLAND BLUES”を、4月17日(金)より堀川団地「No.317 ANEWAL Gallery」にて開催いたします。
本プロジェクトはかつて「猫島」として世界的な観光地となった瀬戸内海・青島の現在の姿を数年にわたり記録し続けたものです。そこにあるのは愛らしい猫の姿ではありません。
現在の島民は1組の老夫婦。圧倒的に猫の方が多く、その猫もまた高齢化し多くの猫が健康な状態とは言えません。人口減少、高齢化、地場産業の消失、そしてかつての喧騒のあとに訪れた静寂の記録です。
上京区は京都市内で最も高齢化が進むエリアであり、No.317がある堀川団地も、住人の約半数が高齢独居世帯です。青島の風景は決して他人事ではありません。むしろこれらの課題と無縁な地域が果たして現在の日本にはあるのでしょうか。
カトリーヌの視線は、私たちが無意識に目を逸らしている「地域の輪郭」を、痛みと愛おしさを持って浮き彫りにします。彼女は昨年も「上京朝カフェ」に参加するなど、京都のコミュニティにも積極的に参加し、現在は立命館大学の女子相撲部のリサーチも並行して進めるなど、日本の深層を見つめ続けています。
本展では青島の問題に少しだけ協力する仕組みとして「”青島猫を支援する会”を支援する”午後のおやつ”(5月5日 13:00〜19:00)」を企画致しました。会場へキャットフードをご持参いただいた方には、ささやかな感謝の気持ちとしてアフタヌーン・スナック(お菓子)と交換させていただきます。集まったキャットフードは、カトリーヌが責任を持って「青島猫を守る会」へとお届けします。
また会期中はカトリーヌによる展示ツアー(通訳あり)や”青島猫を支援する会”から瀧野氏をお招きしたレセプションなども実施致します。
詳細はリンクよりご確認ください。
昨年、飯髙がブリュッセルにある彼女のアトリエを訪ねた際に目にしたのは膨大なリサーチ資料、そして敬意ある眼差しでした。その「誠実な観察」が生み出した作品と調査資料に宿る空気感と温度をぜひ体感してください。
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Katherine Longly(カトリーヌ・ロングリー)
写真、コミュニケーション学、文化人類学を学んだ彼女はドキュメンタリーとナラティブ(物語)の両側面を併せ持ち、社会に深く関与する芸術活動を追求しています。彼女の作品はベルギー国内だけでなく国際的にも定期的に展示されており、これまでに3冊の写真集を出版しています。
彼女の作品は現代世界に対する一つの探求であり、その社会的・文化的な表出に問いを投げかけます。彼女はある問いに相対した際、まず膨大な資料調査を行った上で、その事象の当事者たちに会うために現地へと向かいます。
そして、彼らが象徴する「問い」を内側からより深く理解するため、長期間にわたって関係性を築き上げます。この他者への好奇心と、この人間関係の広がりこそが彼女の表現の源泉となります。
彼女は「コレクター(収集家)」のようなスタンスをとることで、自らの物語を形作ります。写真を撮るだけではなく、イメージ、証言、オブジェ、録音、新聞の切り抜き、アーカイブ資料などを収集し、それらすべてを素材として、多層的な物語を構成しその語り手となります。
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開催概要
会期:2026年4月17日(金)〜 5月10日(日)
会場:No.317 ANEWAL Gallery
開館時間:13:00 - 19:00
休廊日:月曜日
入場料:無料
主催:NPO ANEWAL Gallery
協力:京都府住宅供給公社
支援:ベルギー王国フランス語共同体政府 国際交流振興庁、日本 - ベルギー外交関係樹立160周年(1866-2026)
イベント
⚪︎アーティストトーク & レセプション(無料)
日時:2026年4月24日(金)19:00〜
⚪︎ガイドツアー by カトリーヌ・ロングリー・アヴォカ聖子(通訳あり・無料)
日時:2024年4月17日(金)、5月1日(金)、8日(金)19:00〜
⚪︎「青島猫を支援する会」を支援する“午後のおやつ”(無料)
日時:2026年5月5日 13:00〜19:00
⚪︎こどもガイドによるファミリー向け展覧会ツアー(無料)
日時:2026年5月5日 14:00〜
KG+Webサイト https://kgplus.kyotographie.jp/exhibitions/2026/katherine-longly/