04/06/2026
5/24(日)に当館学芸員によるスライド・トークを行い、ポール・セザンヌ《麦藁帽子をかぶった子供》について解説しました。
《林檎とオレンジのある静物》《温室のセザンヌ夫人》等、初期から晩年までの代表的な作品をスライドでお見せしながら、かたちの捉え方、筆致、塗り残しといった、《麦藁帽子をかぶった子供》にもみられる特徴を紹介しました。
本作について、塗り残し部分は、光を表現したとも、描きかけの段階とも考えられると解説しました。また、制作年を1896〜1902年としていることについて、根拠とするカタログ・レゾネを示すなど、普段あまり紹介する機会のない話題も上がりました。
最後に「本作はまだ解明されていないことがあるが、セザンヌの試みた造形的な探求が詰まった、晩年の魅力的な作品だ」と話しました。
トーク後、展示室でもう一度作品を鑑賞する熱心な参加者もあり、展覧会とイベントを存分にお楽しみいただいている様子が印象的でした。
(広報担当)