10/05/2026
【「いとしまの酒づくり」展みどころ紹介👀‐くらしの中の酒②‐】
くらしの中で冠婚葬祭から普段の晩酌まで、様々なところにお酒が登場します。
福岡県の酒は、令和7年10月に国税庁よりお酒の地理表示(GI)に指定されました。
甘辛く旨味の多い福岡の料理に寄り添うように、馥郁(ふくいく)たる香りを持ち、旨味に富み余韻がきれいな酒といわれています。
また、祝いごとに使われる角樽は、室町時代の柳製の柳樽が起源と言われています。
柄樽とも呼ばれ、円筒形の樽に2本の角がついているのが特徴です。
黒漆や朱漆で塗られるものが多い中、本展では白木のものも展示しています。
中に入れる酒は、「商売繁盛」にかけて「半升」、「一生添い遂げる」にかけて「一升」と、縁起の良い語呂合わせになっていますが。それ以上入る大きなものも存在します。
そして、お酒の楽しみ方はそれぞれ。
色、味、香り、温度、食べ物と楽しむほかにも、いつ飲むか、誰と吞むかと様々です。
お酒を楽しむための道具は、実は、ほとんどが担当のコレクションでした🍶
ただし、お酒は飲んでも飲まれるな。
「酒は百薬の長」とも言いますが、何事も過ぎれば毒となることも…。
本展では、「禁酒の誓い」として糸島市内の前原宿付近の武家に残されていた古文書を展示しています。
詳しい事情は分かりませんが、誓いを立てた「酉歳男」は、自らの飲酒により、奥様とトラブルになっているようです。
約束事には相手があることが一般的ですが、この「立願文」の約束相手は、迷惑をかけているであろう奥様ではなく、愛宕大権現です。人ではなく神との約束に、本名をあかさないで「酉歳男」という匿名で臨むという姿勢にはやや疑問を感じるところではありますが、「一生やめます」とは断言せず、二年の期限付き、場合によっては一月先までという控えめな誓いは、自分の限界を知る者が故の精一杯なのでしょう。
お酒は二十歳になってから。そして、お酒はほどほどに。
ルールを守って楽しく嗜みましょう。
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