26/09/2025
来週末から始まります。
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泡沫(うたかた)| 篠原 勝之 展
2025 年10 月4 日( 土) ~ 12 月7 日( 日)
(12 時~ 19 時 /月・火 休館日)
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「静謐なバサラの手の宇宙」
クマさんこと篠原勝之という人は、私が岡本太郎に出会う前に「人生=芸術」「生活=芸術」ということを最初に教えてくれた人かも知れない。
18 歳大学1 年生の頃。劇団・東京乾電池の研修生だった演劇少年に唐十郎の状況劇場に誘われる。青山墓地に行き、そこで着流しを着た坊主頭の巨漢が赤テントの中から酔っ払いを道端に摘み出していた。これがクマさんこと篠原勝之との出会いだ。クマさんは状況劇場のポスターや舞台美術そして用心棒を担当。そのポスターは唐十郎特有の戯曲のロマンチズムを繊細な色彩と線で描いていた。酔っ払いを追い出す豪胆な振る舞いと相反するデリケートな作風。そして彼の著作「人生はデーヤモンド」との出会い。その後、テレビなどのメディアで篠原勝之の姿を多く見かけるように。
篠原勝之は「芸術」を「ゲージツ」と呼称して芸術の堅苦しい枠組みから逸脱し続けていた人でもあった。「人生はデーヤモンド」の中で、米の研ぎ方を「手刀で切るように研げ」と。彼は生活、生き方、日常の価値観を常識に囚われず、大胆で自由に振る舞っていた。まるで「バサラ」のように。ところがこの「バサラ」が時々編み物をしているというではないか。
以前、彼は鉄の物質的なイマージュで大きな作品を制作していた。病がキッカケで鉄の作品から土の( 泥の) 作品へ移行する。
篠原勝之は手で鉄やガラスの大作を作った。その彼の手が現在は土塊を捏ねて空( くう) としての器を作っている。かつて縄文人たちが自分の手で土をいじって土器や土偶を作ったように。
京都場館長 仲野泰生( 元川崎市岡本太郎美術館学芸員)
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●Opening Reception :10/4(土)17:00~19:00
●Talk Event : 11/30(日)15:00~(定員30 名/参加費2,000 円)
『斧の安藤榮作× 泥の篠原勝之の雑談』(*要予約)
*イベント参加申込:メールにて要予約([email protected])
申込代表者名と参加人数をお知らせください。
協力: 椿グループ
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